ICT機器は特別な物ではなく,授業と学習のための道具の一つ

ICT支援員による説明
ICT支援員による説明

本校を含む新地町の3小学校は2011年に総務省「地域雇用創造ICT絆プロジェクト」によって,電子黒板やタブレット型端末といったICT機器とICT支援員が配備されました。

本校では,ICT機器の活用が目的ではなく,授業改善と学力向上が目的であり,ICT機器はそのための道具であることを忘れずに,「日常の授業における活用」を図っています。

本校の取り組み~ICT活用の3ステップ~

ステップ1 まずは使ってみる

導入当初,ICT機器の活用に対する考え方は,職員によってもバラバラ。直ぐに使う人もいれば,そうでない人も居ましたが,それは当然のことだと考えました。

そこで,最初から難しいことをするのではなく,ICT教育担当とICT支援員が先導し,まずは使ってみることからスタートしました。その一環として,校内のICT講習会も開催しました。

ICT機器には,どんな時に教育的効果があって,どんな時にはあまり効果がないのか。それは,教師によって,児童によって,教科によって,単元によって,場面によって異なってきます。それを実感してもらうことが,最初のステップとして重要でした。

 

ステップ2 効果を感じたことを続けていこう

試しに色々なことで使ってみると,効果を感じることと感じないことがあります。

児童のためになると感じることができれば,多少準備が大変でも頑張れるものです。また,使っていると必ずトラブルが起きます。PCや電子黒板が動かない,タブレット端末がログインできない,ということが頻繁に起きます。

けれども,本校では,2名のICT支援員が常勤しているため,すぐに対応してもらえることが大きな安心感になっています。

ステップ3 児童自身が実感し,選択しながら使えるように

国語科 iPadも辞書も書籍も使って
国語科 iPadも辞書も書籍も使って

現在,取り組んでいるのは,児童自身がICT機器を「便利な道具」として使いこなせるようになることです。

例えば,国語の時間に調べ学習をする時には,iPadも国語辞典も漢字辞典も書籍も使うようになっています。初めは「iPadで調べたい」という思いが強すぎて,調べる効率が悪かったこともありましたが,子ども達も,だんだんと,どんな時に使うと便利で,どんなことには向かないのかを自分で判断できるようになってきました。

 

タブレット端末CM-1を使って
タブレット端末CM-1を使って

また,6年生の作文の授業で「作文を,手書きするか,ワープロソフトを使うか」を選択して書かせたところ,児童全員がワープロソフトの使用を選択しました。

今までの授業でPCを使うことの有効性=文章の書きやすさ,推敲のしやすさを十分に実感できていたためだと思われます。

 

これからも,児童自身がICT機器の効果を実感し,使いこなせるような授業のあり方を研究していきたいと考えています。 

 

 

これからは…

1.活用の幅を広げるために,3つのステップを繰り返す。

2.児童の技能向上に合わせ,リテラシーの育成を図る。

 

ことが大切になると考えられます。